男性更年期障害は、加齢とともに男性ホルモン(テストステロンやアンドロゲンなど)の分泌量が少なくなり、それによって自律神経が乱れる事で、様々な心身の不調が見られるようになる諸症状を言います。

男性の更年期障害とは、加齢とともに少しずつ男性ホルモンの分泌量が少なくなる事で、疲れが取れない、やる気が出ない、イライラする、集中力の低下、不安神経症、不眠、耳鳴り、肩こり、腰痛、頻尿、動悸、息切れ、食欲不振、性欲低下、勃起障害など、精神的に不安定になったり、肉体的な衰えや不調を感じるようになる、いくつかの諸症状の事です。


男性ホルモンの95%は
睾丸で作られています。


熱に弱い睾丸が蒸れない男性下着

男性更年期障害の治療

 

男性更年期障害の治療の一つに、ホルモン補充療法があります。


これは、注射や内服薬、貼り薬などで、不足している男性ホルモンを外部から補う治療方法です。


しかし、男性ホルモンを外部に依存してしまう事で、ますます体内で男性ホルモンを生産する能力が低下する事や、前立腺ガンを誘発する可能性があるため、医師と相談の上で治療を選択する事が大切です。

 

また、根本治療ではありませんが、抗うつ薬や抗不安薬、バイアグラなどを服用する事で、うつの症状や勃起不全(ED)の改善をおこなう場合もあります。

 

食事療法としては、男性機能回復や滋養強壮、ホルモンの分泌促進に効果あると言われている、山芋、おくら、なめこ、納豆などのネバネバ成分を摂取する事が有効と言われています。

 

また、レモン、アセロラ、パセリなどに多く含まれているビタミンCは、強力な抗酸化作用があるため、体内の活性酸素を無毒化する働きにより、ストレスや疲労回復に効果があると言われています。

 

自律神経や免疫機能を整えるためには、ストレスを感じないようなゆったりとした時間を過ごしたり、体への負担の少ない運動を軽く行う事で、心身のリフレッシュを図る事も良い影響になると言われています。

男性ホルモンは、20代をピークにして、徐々に分泌量が少なくなっていきます。
そして、職場や家庭内での責任感が最も大きくなると言われている40~60代になると、加齢やストレスなどの影響から男性ホルモンの分泌不足を起こしやすくなり、様々な心身の変調が現われるようになります。
また、運動不足や不摂生からも、男性ホルモンの分泌量が低下しやすくなるため、更年期障害を起こしやすくなったり、症状を重くする原因になると言われています。
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